自転車操業詐欺(チャリンカー詐欺)

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商品送らない詐欺と大変似ているのですが、始まり方が違います(結果的には同じ結末を迎えます)。

もともと出品者には騙す目的はなく、とりあえずの現金を手に入れるため、架空の電化製品等を市価より安く、たくさん出品ます。そのままでは詐欺になってしまうので、また架空の商品を出品して、その代金で前に落札してもらった人の商品を買い、発送します。しかし、当然それでは終わらず、今落札してもらった人たちの商品も買わなくてはいけないので、また、架空の商品を出品して、その代金で、前の落札者の商品を購入して発送します。その繰り返しです。

取引を重ねれば重ねるほど、赤字は拡大し、商品の発送が滞りがちになり、悪い評価がつき、落札価格が下がり、さらに発送は遅れ、落札者たちが騒ぎ出し、警察へ被害届けが提出されはじめ、出品者のIDは「停止」に追い込まれます。

以前はオークション内に生息していたチャンリンカーですが、今はすっかり見かけなくなりました。どういう目的でチャリンカーを始めるのか動機が不明な部分が多いのですが(働けば働くほど損をするだけです)、今は 商品を送らない詐欺 にも記載した通り、高額の電化製品等を一度にたくさん出品するだけで、IDを停止されるようになっているので、(少なくともヤフオク!内では)すでに絶滅していると思われます。

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